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■坐禅とは

 坐禅は、仏教に入る正門であります。釈尊が、ご出家後の六年の苦行を止め、≪ありとあらゆるものの、あるべきすがたを正しく見極める≫という立場の坐禅によって、≪世の中のすべての存在は仏の姿、さとりとしてあらわれている≫という悟りをお開きになったからです。


 坐禅とは、 文字の通り坐る禅ということです。禅とは梵語で「ゼンナ」という言葉に、音を表す「禅」という文字を当てたものです。意味の上からは、定とか静慮とか、思惟修とか訳されます。これは、ものごとの真実のすがた、あり方を見極めて、これに正しく対応していく心のはたらきを調えることをいうのです。そのためには、心を一ヵ処に集中しなければなりません。物事の表面の姿、形に執らわれて、好き嫌い、善し悪しの心の動きがあってはできません。このように、環境の事象にとらわれることなく、真実の在り方を見極め、対処して行くことを解脱ともいいます。この解脱の道を体得し、体解するのが禅の真義なのです。


 世界中の一人でも多くの人々が、釈尊のみ教えによって信仰に根ざした日常生活がおくれるよう、坐禅をおすすめします。

 

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